1月も2月もサロンの売上はピンチ・・・
これだけ毎日毎日、寒い日が続くと、さすがに客足が遠のきますよね。
ただでさえ、1月の売り上げも悪かったのに、2月もこの雪や寒波の影響から『1月以上に売り上げが悪いです』という悲鳴が、あちこちから聞こえてきます。
実際、先日もあるサロンのオーナーさんが、こんなことを言われていました。
ほかにも、常連のお客さんでさえも『インフルエンザになった』とか『風邪をひいた』とかで来なくなってきているそうです。
例年、売り上げが悪い2月なのに、こんな閑古鳥が鳴くような状況だとやっていけないと嘆くオーナーさんの気持ちもわからないでもありません。
急落した2月の売上に、どんな対策を練る?
では、そういった売り上げが急激に落ち込んだ経営者がどんな策を考えるかというと、6割以上の経営者はある1つの結論に達します。
それは、『値下げ』です。
通常、10,000円で売っているものを、8,000円で売ろうと考えるのです。
そうすれば、「お客さんの数は増える」と思っているんですね。
「値下げ」は中小企業の禁じ手と思うべし
しかし、中小企業が絶対に手を出してはいけない禁断の果実、それが『値下げ』という作戦なのです。
気持ちは分かりますよ。
だって、20%オフにしようと思えば、明日からでもすぐにできるわけですからね。
広告費もたいしてかからず、すぐにお客さんを呼び込める可能性のある『値下げ』は、有効な手段に思えてきちゃうのです。
値下げをしても、身内は誰も喜ばない
でもこの『値下げ』をして、喜ぶのは誰ですか?
まあ、お客様(特に初めてのお客様)は、喜ぶでしょうね。
では、あなたのお店で働くスタッフは喜びますか?
オーナーであるあなたは、利益が減るのに喜べますか?
会社にとって1番身近な人である自分や働いてくれているスタッフが喜べない『値下げ』という施策を、なぜ多くの経営者はすぐ出来るからという安易な考えでやろうとするのでしょうか?
値下げをすれば、会社の利益は当然減ります。
会社の利益が減れば、スタッフの給料を上げることもできません。
銀行への借り入れ原資も、なくなります。
オーナーであるあなたの給料さえ、出せなくなってくるかもしれません。
再来店を促す仕組みはありますか?
値下げをして喜ぶのは、新規のお客様だけだと先ほど書きましたが、ではその新規のお客様がたくさん来てくれたとして、その新規客をリピートを化する仕組みは、あなたのお店では出来ていますか?
『この店安かったけど、美味しかったわね』
『この店安いから来てみたけど、結構、技術がいいわね』
たとえそう思ってくれたとしても、そのお客様がまた来店してくれる保証は何もありません。
それなのに、目先の売り上げ欲しさでリピートさせる仕組みも無いのに、値下げをしてお客様を呼び込むのは馬鹿げていませんか?
格安クーポン(グルーポン)のお客さんはリピートしづらい。。。
先日、こんな相談がありました。
(グルーポンでの集客をお考えの方は、↑の記事も見てみてくださいね。)
その後、数回、このオーナーさんとLINEでやり取りをして、『じゃー、集客のアドバイスしましょう。大人気のこちらの集客単発レッスンはいかがですか?』というと、結論はこう。
なんじゃそりゃ。。。
ここからは、わたくしの心の叫びです。
やるべきことをやらないサロンは、倒産にまっしぐら!
この方、結局、安い・儲からないお客さんの接客に時間をとられ、本来集めなきゃいけない高単価でリピートするお客様の獲得する時間が割けなくなってきています。
「もう少し考える」ことはご自由にされて構いませんが、仕組みも出来ておらず、薄利多売の商売をやってる以上、このお店は悲しいかな【倒産】の二文字に真っしぐらでしょう。
厳しい言い方かもしれませんが、これが現実ですからね!!!
あっ、ちなみにグルーポンがダメと言っているわけではないです。
グルーポンにはグルーポンの良さがあるし、使い方次第では十分活用のしがいがありますから。
最後に今日のまとめとして、この3つ(↓)は覚えておいてください。
【結論】
- 儲かりたいなら、値下げをするな!
- 儲かりたいなら、決断は即!
- 儲かりたいなら、仕組みを作れ!
お忘れなく!
PS 集客を強化したい方は、3月のセミナーにぜひお越しくださいねっ。