美容室もエステサロンもホットペッパービューティーの予約数が減少傾向に!
この記事では、【2,3年前にはあれだけ抜群の集客力を誇っていたホットペッパービューティーがなぜ最近、集客できなくなってしまったのか?】をその3つの視点から、サロン集客の専門家・宮野秀夫が詳しく解説します。
本記事は5分で読めますし、今後のサロン集客はどうしたらいいか?の方向性を確認できますのでぜひ最後まで読んでみてくださいね。
✔具体的な記事の内容
- リクルートは調子に乗った!?営業マンのおごりが招いた必然の結果
- 掲載サロン数の増加に消費者が嫌気がさした
- 集客アプリ「Minimo」の登場
リクルートのおごりが招いた必然の結果
ホットペッパービューティーを運営するリクルート。
弊社も求人広告代理店の仕事をやっているからよく分かりますが、リクルートは非常にキチッとしたお堅い企業です。
これは、よく言えば消費者の味方で、リクルートが決めた厳格なルールを遵守しない会社はリクルートとは取引できません。
反対に、企業側から見たら、「頭が固い会社だ」とも言えるでしょう。
ホットペッパービューティーの掲載が突然掲載中止に!
約4年前にこんなことがありました。
関西のあるエステサロンで、ホットペッパービューティーに掲載したものの、「全然集客に繋がらない。。。」と嘆いているオーナーさんがいました。
当時はまだまだ、ホットペッパービューティーが圧倒的に力を持っていた時代。
リクルートの営業マンも、当然、高飛車な営業スタイルでした。
まさに、このような傲慢な感じでした。
ある時、このオーナーさんは、毎月の高額な掲載料のわりに予約数が少ないことに我慢の限界が来て、リクルートの営業マンにこう言いました。
なんと、その数日後、そのサロンはホットペッパービューティーから消えました。
そうです、掲載不可になったのです。
その話を聞いて、『今はリクルートと喧嘩する時期じゃないよ…』とわたくしは思っていたのですが、結局、そのサロンはサロン自体が無くなってしまいました。
集客力の急激な落ち込みから、サロン経営を撤退せざるを得なくなったのです。
それくらい、当時はリクルートの力は強力で、ホットペッパービューティー抜きでのサロン経営は難しかった時代でした。
そして、その強気なリクルートの営業スタイルは、その後もしばらく続きます。
しかし、それが悲劇の始まりだったのです。
「ブログを書こう」「プランアップ」この2つを勧めるだけ!
2年半くらい前からでしょうか?
「ホットペッパービューティーに掲載しても、思うように集客ができない。。。」というご相談が増えてきました。
実はここが、リクルートが陥った最大のミスでした。
サロン側がなぜホットペッパーにお金を払っているか?
それは、お金さえ払えば、サロン側は特に何もしなくてもお客様を送り込んでくれるからです。
ブログを書いたり、集客のためにチラシを配るなどの面倒くさい作業をしたくないから、サロン側はわざわざリクルートに高いお金を払って広告を出しているのです。
それなのに、ブログを書いた方が集客や予約に繋がるというシステムを作ってしまったのがリクルートの間違いでした。
さらに、ブログを書くにも、ホットペッパーのブログには制約がたくさんあります。
例えば、ビフォーアフターの写真はダメとか、安全という表記はダメとかです。
お客様が「見たい」「知りたい」情報を書けないブログに、サロン側が本気で向かい合えるわけがありません。
また、残念ながらGoogleで検索しても、ホットペッパーのブログ自体はなかなか上位表示がなされません。
つまり、分かりやすく今のホットペッパービューティの状況を説明すると、
ホットペッパービューティーへの掲載サロン数が激増!ユーザーは選択肢の多さに嫌気がさした!!
同じような車、同じようなパソコン、同じような洋服…。
どの業界でも、同じようなものばかり。
現代社会では、どんなジャンルのビジネスでもあまりに似通った商品がたくさんあるため、その選択肢の多さに消費者が戸惑っています。
その状態は美容業界も同じで、「どのメニューがいいのか」「どのクーポンがいいのか」「どのサロンがいいのか」など、消費者は判別が難しくなってきています。
それもそのはず。
あまりにも、似た内容のモノ=サロンが増えすぎてしまったのです。
あなたのサロンは、お客様から選ばれる自信はありますか?
こちらの数字をご覧下さい。
これは、兵庫県宝塚市でホットペッパービューティーに掲載されている美容室の数です。
人口約22万人の宝塚市に、100近い数の美容室が広告を掲載しています。
これを消費者目線で考えてみてください。100個のお店から選ぶ必要があるのです。
『こんなにお店が掲載されている中で、わたしに合う美容室を探すの大変だな…』
まさに、今このように、消費者は迷路に迷い込んだ袋小路の状態になっています。
数ある同じようなお店、同じようなクーポンから、自分に合うサロンを探し出す苦労。
「その時間がもったいない!もう、いいや…他で探そう」
そうなるのも、必然です。
あなたのサロンは、これだけの数が掲載されている中でも、選ばれるような圧倒的な技術や接客、特徴などがありますか?
おそらく、答えは「NO」だと思います。
あるエステサロンのオーナーさんが、以前、こんなことを言っていました。
なぜ、このオーナーは、こんなことをボソッとつぶやいたのか?
それはこの時がまだ、掲載サロン数が少なく、選ばれる確率が高かったからです。
消費者に選ばれるためには?
それでは、今、消費者は何を求めているか?
それは、iPhoneなどのスマホを使い、グーグルやインスタを活用して、自発的に検索し、自分が信用できる人が提供する正しい情報を求めているのです。
ネットの世界には、趣味趣向が同じ人が集まる場所もありますし、欲しい情報をまとめてくれる人もいます。
そして、ヤラセではない本物の口コミのほかに、マイナスな情報も探し出せば見つけることも出来ます。
消費者もいつまでもバカではありません。
この流れにホットペッパービューティーは、乗りそびれたのです。
費用対効果がバッチリ!!集客アプリ「ミニモ」の登場に怯えるホットペッパービューティー
最後にもう一つ、ホットペッパービューティーの集客力が落ち込んだ理由があります。
それは、SNSのミクシィを運営するグループが手掛ける集客アプリ『Minimo(ミニモ)』の登場です。
Minimoとホットペッパービューティーの集客力の違い
2017年末のデータですが、こんな数字があります。
都内のエステサロンで、ミニモとホットペッパービューティーとの30日間の集客力を比較してみました。
Minimo(ミニモ) | ホットペッパービューティー | |
新規獲得 | 20人 | 4人 |
リピート率(契約率) | 14人 | 1人 |
かかった費用(広告費) | 10,000円 | 100,000円 |
一人当たりの獲得費用 | 500円 | 25,000円 |
ご覧のように、集客力だけでなく、コスト面や契約率でも大きな差になりました。
このほかにも、こんな声も届いています。
やはり、「Minimoに軍配あり!」と言える結果となっています。
リピート率も悪化・・・
あなたは、こんな話を聞いたことがありませんか?
「ホットペッパービューティーの契約率(リピート率)が、20%を切ったようだ…」
以前は、リピート率は30%ほどあったのが、この一年で10%近く落ち込むようになったのです。
さらに、今、ホットペッパービューティーの新規会員数は過去に比べると伸び悩みを見せています。新規会員が増えていないのです。
これは、積極的なTVCMやネット広告をやったにもかかわらずです。
つまり、今のホットペッパービューティーは、新しい会員は増えず、リピートしない会員ばかりが残った。
これは、サロン側から見れば、全然喜ばしい話ではありません。
新規客が来店し、その新規客をリピート化させてはじめて、サロン側は儲かるようになるわけですから。
あなたは、クーポンハンターばかりで「お店選びの最重要ポイントは【安さ】」というレベルの人たちが残った集客サイト=ホットペッパービューティーをこれからも使い続けますか?
https://www.iinesalon.com/syuukyaku-71/
[…] ホットペッパービューティーから予約が来ない!なぜ、集客力が悪化してきたのか? […]
[…] ホットペッパービューティーから予約が来ない!なぜ、集客力が悪化してきたのか? […]
[…] あわせて読みたいホットペッパービューティーから予約が来ない!なぜ、集客力が悪化してきたのか?美容室もエステサロンもホットペッパービューティーの予約数が減少傾向に! この […]