華々しい世界ほど、現実は厳しい面もある
年末に、たまたまテレビを見ていると、面白い番組がありました。
その番組では、「プロ野球選手が戦力外通告(クビ)をされ、その後どうなるのか?」という特集だったんですね。
中学一年生までの夢がプロ野球選手だったわたくしは、興味津々で最後まで見ていました。
華々しい世界だけがクローズアップされがちなプロ野球の世界。
しかし、なんと読売ジャイアンツだけで、2016年の1年間で20人以上が引退や戦力外、自由契約(簡単に言えばクビになった)となっているのです。
プロ野球選手はクビになるとどうなるか?
実は、戦力外通告を受けても、まだ野球をするチャンスは残されています。
トライアウトという制度があり、そこで希望者は1回限りのテストを受ける場があるのです。
その試合(試験)で上手くいった選手は他球団から声をかけてもらうこともありますが、大半の選手はそのまま引退、もしくは社会人の野球にチームに入団、または球団職員になっています。
引退後の仕事&生活は大変
野球選手は、野球しかやったことがないので、実は引退後が非常に大変です。
わたくしの知り合いに、こんな方がいます。
その方は、元某プロ野球のピッチャー。
しかし、ある職業病にかかりボールが投げられなくなり、プロ野球の世界から身を引かざるを得なくなりました。
その結果、その方は営業の仕事に今、携わっています。
年俸は野球選手の時は10,000,000円以上あったのに、そこから一気に半分以下の給料に。。。
さらにやったこともない営業の仕事をやることになったのです。
以前、ちょろっと聞いた話ですが、家では奥さんにグチをブツブツもらしているようです(笑)。
華やかな世界に見えるプロ野球ですが、プロになれたとしても本当に野球で生きていける選手ごくわずか。
大半の選手は日の目をみることもなく、引退していく厳しい世界なのです。
絶対に叶える!と思ってやらないと、夢は叶わない
わたくしも先ほど申し上げたように、中学一年生までは「プロ野球選手になりたい」と思っていました。
とはいえ、「絶対にプロ野球選手になってやる」という強い思いではなく、「まあなれたらいいな」という程度の軽いおぼろげな夢です。
ちっちゃな山口県の小さな町の少年野球チームのエースとして、わたくしの名前はまあまあ通っていたのですが、その程度の軽い気持ちのヤツがあれだけ厳しいプロ野球の世界で生きていけるわけがありません。
そもそも、プロ野球選手になることさえ、難しいですよね。
(↑ 高校の時の一枚)
今から思えば、運が良かったと言えるのかもしれませんが、中一の時にわたくしはヒジを壊し、ボールが投げられなくなりました。
その時は、「もう人生は終わった」と思いましたが、今振り返れば『野球という厳しい世界に進むのはやめときなさい』と神様がお達しくださったのかもしれません。
その後、高校まで野球をやりましたが、正直あんまり楽しくはなかったです。(チームメイトよ、ごめん)
他の人よりも、あなたの方が恵まれているかもよ!
今、あなたが「儲かっているか、儲かってないか」「苦労しているか、苦労していないか」は分かりませんが、きっと気持ちのどこかでライバル店や他の店をねたんだり、うらやましいと思ったりする気持ちがあるのではないでしょうか?
「あの店は上手くいってて、いいなあ」と思う気持ちが、どこかにありませんか?
わたくしも昔は、他人のことをそう思っていました。
プロ野球選手になれば、「良い生活ができ、いい車に乗り、好きなことができるだろう」と思っていたのです。
でも現実は違って、努力の末にプロ野球選手になったとしても、一生、生活はやっていけないという厳しい現実を、このTVの中で見せつけられました。
自分の芝生の方が青い!
タイトルにも書きましたが、『隣の芝生は青く見える』もの。
しかし、野球しかやってこなくて引退した人と、今の私達とを比較したら、これから数年を見ればどちらが恵まれているでしょうか?
野球バカで野球しか知らない人間と、ある程度は社会人経験がある我々とでは、今の世の中で生きていくには圧倒的に「我々の方が有利」なのではないでしょうか?
相撲界に入ったものの、その後、相撲を引退し、ある会社のサラリーマン(営業)になった方がいたのですが、その方も営業の仕事は厳しくてたったの3ヶ月で辞めていったそうです。
プロ野球の世界っていいなぁと隣の芝生は青く見えますが、戦力外通告を受けた人から見れば明日以降の給料がゼロになるわけですから、そういう面では向こう側(元野球選手)から見ればわたくしたちの方が『隣の芝生は青い』と見えていることでしょう。
あとから後悔しないで済むように、今やろう!
結局のところ、自分の人生は自分で切り開くしかないですし、いつも最後に決めるのは「あなた=自分自身」です。
あの時、こうすればよかったと数年後に振り返って反省するくらいなら、今、勇気を持ってエイッと一歩踏み出したほうがいいのです。
たとえ貯金がゼロになろうともあなたがやってきたことは無駄ではないし、何かしらのスキルも身についているはずです。
さらに日本という国では最悪、生活費をもらって生活を立て直すことも出来ます。
先日のInstagramにも投稿しましたが、みんなあとから後悔をするのです。
非常事態になってから、「あのとき、やっておけばよかった」と言わなくて済むように、今を一生懸命に生きる=働くことが重要ですね。
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[…] 今でこそこのような偉そうなブログ(他人の芝生は青いけれども、実は【あなたの芝生が1番青い】んだよ)を書けるようになりましたが、会社を作った当時のわたくしは甘ちゃん・ハナ […]