高単価サロンを目指している方へ
美容サロン経営で、よく言われる「高単価にしろ」という教え。
わたくしも、「お客様単価を上げようね。そうしたら、結局あなた自身が楽になるよ」とお伝えしています。
しかし、これは勘違いして欲しくないのですが。
決して「金持ちからむしり取れ」「お金をぼったくれ」という意味で言っているのではありません。
成果志向の高い人ほど「これを受けたら人生が変わる」「もっと楽になる未来が見える」と価値を感じれば、自然とお金を払う習慣があるからなのです。
つまり、時間価値の高いお客様は安さではなく、時短になって自分の願いを叶えてくれる“価値ある体験や方法”があるなら、サクッとお金を投資するのです。
売上80万円の美容師Aさん
あるところに、一人美容室をオープンして3年になる美容師のAさんがいました。
Aさんのお店の売上は、毎月80万円ほど。
「めっちゃ儲かる!」というほどではないけれど。
雇われ時代に比べたら、精神的にも楽になり、人間関係のストレスも無いので。
「独立して良かった」と心から思っています。
でも、ふとスターバックスで一人、コーヒーを飲んでいるとき。
「どうせなら100万円を目指してみたい!それも、大量に新規のお客様の数を増やしたりとか、営業時間を延ばしたりせずに、100万円を達成してみたい」と考え始めました。
お客様単価アップがベスト!?
売上をアップさせるには、方法はいろいろあります。
・売上をアップさせる代表的な方法
- お客様の数を増やす
- お客様単価アップ
- 来店頻度アップ
そこで、Aさんの自分のサロンにはこのやり方が合っているたどり着いた答えが、「お客様単価アップ」。
高単価サロンにするということです。
そこで、いつも活用しているAIに「そもそも、なぜ成果志向の高い人やお金持ちは高単価なサービスを選ぶのか?」と聞いてみました。
すると、興味深い回答が出てきました。
■AIの回答
要点:「成果志向の高い人は『安いもの』ではなく『価値があるもの』にお金を使います。なぜなら、時間とお金の両方を大切にし、それを未来への投資だと考えるからです」
■その理由
時間の節約:何度も直しに行く必要がない
つまり、お金持ちの思考は「2万円払って、仕事で100万円稼げるなら安い投資だ」というもの。
Aさんは、分かったような分からないような状態で、脳みそはスッキリせず…
そこで、「そういえば、以前読んでいたメルマガに美容サロン専門のコンサルタントがこのテーマ(お客様単価アップ)のことをブログに書いていたような・・・」と思い出し、そのブログをもう一度見返してみました。
それが、こちら↓。
美容室の「価格」の話〜なんで高いお金を払う人がいるのか?
〜テーマは、「美容室が儲かるためには、値段を高くしよう!」という教えについて。
これだけ聞くと、「え?お客さんからお金をいっぱい取れってこと?それって、ぼったくりじゃないの?」って思いますよね。
でも、実は全然違います。
その秘密を、3つのステップで解き明かしますね。
ステップ1:お金は「ありがとう」との等価交換
まず、大前提として、お金というのは何だと思いますか?
お金は、「ありがとう!」の感謝の気持ちを伝えるための「チケット=等価交換」みたいなもの。
例えば、あなたがコンビニでパンを買うとする。
「お腹が空いたのを助けてくれて、ありがとう!」っていう気持ちを、150円のチケット(お金)を渡してパンとお金を等価交換しているわけですよね。
お店の人は、そのチケット(お金)を受け取って、また新しいパンを作ったり、お店をキレイにしたりする。
じゃあ、美容室の場合はどうでしょうか?
「髪を切ってくれてありがとう!」で、カット代を払う。
これが基本。
でも、もしカット代が3,000円の美容室と、15,000円の美容室があったら?
15,000円の美容室は、3,000円の美容室の5倍も「ありがとう!」って言われるような、何か特別なこと(価値)をしてくれているはずですよね。
じゃなきゃ、誰も行かない。
「値段を高くしろ」というのは、「もっとたくさんの『ありがとう!』がもらえるような人になりなさい!」ってこと。
ステップ2:「髪を切る」以外の「何か特別なこと」(価値)って何?
じゃあ、5倍の「ありがとう」がもらえる「すごいこと」って何でしょう?
それは、お客さんの悩みを時短で解決したり、「未来」を良くしてあげることです。
お客さんは、ただ「髪を短くしたい」だけじゃない。
髪型を通して、「もっと良い未来がほしい」「素敵になりたい!」と心のどこかで願っている。
その「良い未来」を想像させて実現してあげるのが、一流の美容師さんの仕事。
具体的に、3つのパターンでもう少し分かりやすく見てみましょう。
■パターン①:「めんどくさい」をなくして、未来を「楽」にする!
- お客様の悩み:「毎朝、髪がはねてスタイリングに30分もかかる…。もっと寝ていたいのに!」
- 普通の美容師さん:頼まれた通りに髪を切る。次の日、やっぱり髪がはねて、朝の戦いは続く。
- 一流の美容師さん:「乾かすだけでまとまるようにカットしておきますね!」「このドライヤーの当て方をすれば、朝のスタイリングが5分で終わりますよ」と、魔法のようなカットと技を教える。
- お客様の手に入れた未来:毎朝25分も時間が浮いた!その分、ゆっくり朝ごはんを食べたり、好きなYouTubeを観たりできるようになった。雨の日も髪型が崩れにくくなって、気分も落ち込まない!
これは、あなたが「楽になる未来」をお客様にプレゼントしたってこと。
この「25分の時間」と「心の余裕」のためなら、少し高いお金を払ってもいい!って思う人はたくさんいます。
■パターン②:「自信」をプレゼントして、未来を「変える」!
- お客様の悩み:「自分に自信がなくて、好きな人に話しかけられない…。」
- 普通の美容師さん:ヘアカタログ通りに切る。でも、なんだかしっくりこない。
- 一流の美容師さん:その人の顔の形や雰囲気、好きなファッションをじっくり見て、「お客様なら絶対こっちの髪型が似合う!もっと素敵になれるよ!」と、最高の髪型を提案して、実現させる。
- お客様が手に入れた未来:鏡に映る自分が、前よりずっと好きになった。友達から「めっちゃ似合ってるじゃん!」と褒められ、自信がついて、ついに好きな人に話しかける勇気が出た!
これは、「人生が変わるきっかけ」をプレゼントしたってこと。「髪を切る」という行為が、その人の勇気や行動を変えたパターン。これはもう、お客様からしたら値段がつけられないくらいの価値になります。
■パターン③:「稼ぐ力」をアップさせて、未来を「豊か」にする!
- お客様の悩み:「アルバイトの面接に、なんだかいつも落ちちゃう…。」
- 普通の美容師さん:「とりあえず、サッパリさせときますねー」と切る。
- 一流の美容師さん:「面接官に『しっかりしてて、信頼できそうだな』って思われるように、清潔感のある髪型にしましょう!」と、戦略的に髪型をデザインする。
- お客様が手に入れた未来:新しい髪型で面接に行ったら、見事合格!時給1,500円のアルバイトが決まった!髪に1万円払ったとしても、7時間働けば元が取れるし、これからずっと稼げる!
これは、「お金を稼ぐための武器」をプレゼントしたってこと。経営者の人が「成功者に見える髪型にしてください」と頼むのも、これと同じ理由です。
ステップ3:まとめ〜「ぼったくり」と「高単価」の決定的な違い〜
もうお分かりでしょうか?
- ぼったくり:やっていることは普通なのに、値段だけが高いこと。
- 高単価:お客さんの「未来」を良くする「すごい価値」を提供しているから、結果的に値段も高くなっていること。
「高単価にしろ」という教えの本当の意味は。
「ただ髪を切る作業員になるな!お客さんの悩みを解決し、人生が変わるような未来を想像させて、それを実現できる『価値の高いプロフェッショナル』になれ!」ということなんです。
すごい価値を提供すれば、お客様は「こんな未来をくれるなんて、本当にありがとう!」と、喜んで高いチケット(お金)を払ってくれる。
そして、美容室も儲かって、もっと腕を磨いたり、もっと良い薬を使ったりして、さらにお客様を幸せにできる。
これが、お客様も美容師さんも、みんながハッピーになる最高のサイクルなんです。
「価値が価格を上回る状態を作ればいいんだな」
Aさんは、このブログの内容に深く頷き、ようやく納得できた。
でも、どうやったら「価値が価格を上回る状態」を作れるのだろう?
そこで、先ほどのコンサルタントに勇気をもってLINEで相談してみた。
すると、ZOOMでこのコンサルタントは、次のように教えてくれた。
【価値=良くなる未来の大きさ×確実さ×早さ−不安】
なんで人は「高い!」って思うのに、買っちゃうのか?〜魔法の数式で解き明かす、心のヒミツ〜
こんな経験ありませんか?
「この任天堂のスイッチのゲームソフト、8,000円か…高いな…。でも、絶対面白いし、友達みんな買ってるし…よし、買っちゃえ!」
お菓子なら300円でも「高いな」って思うのに、ゲームだと8,000円でも「欲しい!」が勝っちゃう。
不思議ですよね。
実は、私たちの心の中には、買うかどうかを決める「秘密の天秤(てんびん)」があります。
片方には「値段(価格)」が乗っていて、もう片方には「これ、めっちゃイイ!」っていう気持ち、つまり「価値」が乗っている。
そして、「価値」が「価格」より重くなったときに、私たちは「買おう!」と決めます。
じゃあ、その「価値」って、どうやって決まるのか?
価値=①良くなる未来の大きさ×②確実さ×③早さ−④不安
魔法の数式を解説


ここでは、「すごい髪質改善トリートメント」を例に考えてみます。
値段は、ちょっとお高めの25,000円。
①良くなる未来の大きさ
これは、「もしこれをやったら、どれだけ最高な未来が待っているか?」というワクワク度のこと。
- 未来が小さい場合:「明日の朝だけ、ちょっと髪がサラサラになる」
→(ふーん、まあ悪くないけど…くらい) - 未来が大きい場合:「パサパサで広がる髪が、モデルさんみたいにツヤツヤのうるおいストレートになる!毎朝のアイロンもいらなくなって、雨の日も怖くない。友達から『髪、めっちゃキレイ!何したの?』って絶対に聞かれるし、自分に自信が持てる!」
→(え、なにそれ最高!人生変わりそう!というくらい)
未来が大きければ大きいほど、価値はグーンと上がる。
②確実さ
これは、「その最高の未来が、本当に手に入る確率」のこと。
- 確実さが低い場合:美容師さんが「うーん、たぶん…キレイになると思いますよ…」と自信なさげに言う。
→(本当に?ならなかったらどうしよう…) - 確実さが高い場合:美容師さんが、同じ髪質だったお客さんのビフォーアフター写真をたくさん見せながら、「あなたの髪質なら、こうなれますよ!」と断言してくれる。お店の口コミも「マジで神!」「本当にキレイになった!」という声ばかり。
→(これなら間違いない!絶対キレイになれる!)
「たぶん」より「証拠が多い」方が、安心して任せられますよね。確実さが高いほど、価値もどんどん上がります。
③早さ
これは、「その最高の未来が、いつ手に入るか?」ということ。
- 遅い場合:「このトリートメントを、1年間、毎月やれば、いつかキレイになりますよ」
→(えー、1年も待つの?遠いな…) - 早い場合:「今日のこの1回の施術だけで、帰り道にはもうツヤツヤです!しかも、この効果が3ヶ月も続きます!」
→(今日!?すぐ!?それは嬉しい!)
人間は、待つのが苦手な生き物。「1年後」より「今日すぐ」手に入る方が、何倍も魅力的に感じます。
④不安(ここだけ引き算!)
これは、「でも、もし失敗したら…」「お金が無駄になったらどうしよう…」というマイナスの気持ち。価値を下げちゃう、唯一の敵。
- 不安が大きい場合:「25,000円も払って、もし髪が傷んだらどうしよう…」「気に入らなかったとき、お金は返ってこないのかな…」
→(うーん、やっぱりやめようかな…) - 不安が小さい場合:「もし、ご満足いただけなかった場合、1週間以内なら無料でお直ししますので、ご安心くださいね」「最初にしっかりカウンセリングをして、絶対に失敗しないように進めますから大丈夫ですよ」と、保証がある。
→(それなら安心だ!リスクがない!)
この「不安」が小さければ小さいほど、価値は下がらずに済む。
実践!「価値」を計算してみよう
さあ、それでは魔法の数式を使って、「25,000円のトリートメント」を買うかどうか、お客様の心の中の天秤を見てみましょう。
【ケースA:普通の美容室】
- 未来の大きさ:ちょっとサラサラになる(10点)
- 確実さ:たぶん…(低いので×0.5)
- 早さ:今日だけ(まあまあ早いので×1.0)
- 不安:失敗したら嫌だな…(-30点)
- 価値=10×0.5×1.0−30=-25点
これだと、価値はマイナス。25,000円という価格と比べたら、「高すぎる!絶対やらない!」となる。
【ケースB:すごい美容室】
- 未来の大きさ:人生が変わるレベルで髪がキレイになる!(100点)
- 確実さ:口コミも実績も完璧!(確実なので×1.0)
- 早さ:今日すぐ効果が出て、3ヶ月続く!(最高に早いので×1.2)
- 不安:お直し保証があって安心!(不安が小さいので-5点)
- 価値=100×1.0×1.2−5=115点
価値はなんと115点!
25,000円という価格が、こらならむしろ安く感じませんか?
「25,000円で想像以上の価値が手に入るなら、むしろお得だ!高くても絶対にやりたい!」となります。
まとめ
つまり、お客さんに「高くても買う!」と思ってもらうには。
- 「すごい未来」を想像させてあげて(未来の大きさUP!)
- 「絶対そうなれる!」という「証拠」を見せてあげて(確実さUP!)
- 「すぐに!なんなら今日でも」手に入ることを伝えて(早さUP!)
- 「失敗したらどうしよう」という「不安」を取り除いてあげる(不安DOWN!)
この4つを徹底的にやること。
これができれば、お客様は値段(価格)なんて気にならなくなるくらい、その商品の「価値」に夢中になる。
これが、「価値が価格を上回る」の正体です。

























