政府の緊急事態宣言を受けて、美容系サロンの営業は継続?それとも休止すべき?
ついにコロナウィルス感染拡大に伴い、緊急事態宣言が発令されました。
自宅での自粛やテレワークが推奨されていますが、あなたをはじめ皆さん悩んでおられることがあるのではないでしょうか?
それはこちら。
今日はこのお悩みについて、サロン集客の専門家のわたくしの見解をお伝えします。
★本記事の内容
- 自粛ムードが拡がる中、サロンは営業するべきか?臨時休業するべきか?
- 弊社が臨時休業を決めたワケ
- この時期だからこそ、サロンオーナーに求められるモノとは
なお、夜のバーやナイトクラブ等は、自粛しろと明確に通達が出ております。
したがって、今回は美容室やエステサロン、まつエクなどのいわゆる美容系サロンについての営業に関して述べていきますね。
弊社は4月末まで臨時休業致します。
実は、弊社は昨日ある1つの決断をしました。
それは、今月いっぱいの営業を休止するということです。
既にコンサル先のオーナーさんにも連絡し、承諾を得ました(ZOOMでのコンサルは予定通り実施)。
これにより弊社の1ヵ月の売上は9割くらい減ることなりますが、ありがたいことに資金的には少しばかり余裕があるので現時点で早急に営業休止の決断をすることができました。
見えないウィルスの影響で・・・
でも、わたくしがそのサロンに行くことによって、もしサロンの方々を感染させてしまったら…。
それにより万一、死者が出てしまったら…。
「なんであの時、目先の欲でコンサル先を訪問してしまったんだろう・・・」と後悔するに違いありません。
痛みはこちらも伴うべき
さらに、現状で言えば弊社のコンサル先は比較的売上が落ちてないサロンの方が多いんですが、それも3月までの話。
やはり志村けんの死去以降世の中の流れが変わり、キャンセルの電話も増え、来店数も減っています。
ですから、サロン側も少なからず売上減という痛みを伴っているのに、わたくしだけ売上がいつも通りになるのもどうかなぁとも感じておりました。
また、売上が上がっている中でのコンサル費用はそんなに負担ではありませんが、反対に売上が下がっていく中でのコンサル費用の支払いはサロン側にとって資金的にも心理的にも決して望むものではないでしょう。
ですから今回弊社は、今月のコンサルを見送り、営業を休止する決断をしました。
5月になったらコロナウィルスが収束するとは思いませんが、少しは流れが変わってくるでしょうから、今後の方針はその時になって再度考えようと思います。
サロンの営業はどうするのが正解?
オーナーさんの中には、「お金に余裕があればすぐにでも営業休止の決断ができるのに…」という方もおられるかもしれませんね。
しかし、そういった余裕のあるサロンはごく一部。
「今月の支払いをどうするか?」「スタッフの給料は払えるか?」といった問題で悩んでおられる方のほうが大半だと思います。
では、営業を休止するか?そのまま継続するか?のわたくしの結論ですが、【どちらでも良い】と考えています(あいまいな答えのように聞こえるかもしれませんが)。
どちらの選択をしても【イバラの道】
もちろん、お金に余裕があれば営業休止して欲しいし、感染拡大を防ぐためには自粛して営業休止が望ましいのはわかっています。
でもサロンを続けていくためにはお金がいるし、既存客の今後の予約が入っているサロンもあることでしょう。
政府の支援も決してスピード感があるとは言えませんしね。
さらに営業休止すれば、他店の営業を続けているサロンにお客様が流れていくかもしれないという不安もあります。
反面、営業続ければ続けたで『なぜこんな時期なのにお店を開けているのか?』と白い目で見られる可能性もありますし、サロンを開けていてもそもそもお客様が来ないという状況も考えられます。
営業を止めてもお金の問題があるし、営業を続けても批判を受けたりする可能性があるということです。
つまり、進むも地獄、退くも地獄なのです。
どんな言葉を使って己の覚悟を示すのか?
それならばここは、「オーナーとしてこれからどうしたいか」で決めてはどうですか?。
信条で決めるという言葉がわかりやすいですかね。
資金的な余裕がないので営業続けるということであれば、それをスタッフの方にもちゃんと『なぜ営業するのか?』をオーナーの言葉で伝えなければいけません。
当然、働いてもらうと、通勤等の時間を含め、コロナウィルス感染のリスクは少なくともゼロではない。
そうであるならば、マスクを支給したりとか、いつも以上に安全対策を心がけるとか、給与の部分で少し賃上げするとか、そういう部分まで誠意を持ってちゃんとオーナーであるあなたの言葉で伝えるべきではないでしょうか。
今、オーナーに求められているのは、【どんな言葉を使って己の覚悟を示すのか?】なのです。
弊社のコンサル先には、この時期だからこそと給料アップを断行したところもあります。
考えや方針をキッチリ伝えよう
『美容室は自粛対象に入ってないからそのまま営業するよ』では、スタッフから見れば「オーナーはお金のことしか考えてないのかなぁ」と見られる可能性も否定できません。
また、『スタッフの雇用を守るためにお店を開けるね』といっても、スタッフからすれば「ちゃんと給料は払ってくれるのかなあ。会社の貯金はあるのかなぁ・・・」と不安にもなっています。
そこらあたりをちゃんとオーナーとして己の言葉で伝えようねということです。
お客様に対しても同じことが言える
これは何も、スタッフに対してだけではありません。
お客様に対しても、「なぜ営業するのか?なぜ臨時休業するのか?」を伝える必要があります。
こんな感じをイメージしてみてくださいね。
※出典元:阿形聡美 #エロ髪美容師のTwitter
まとめ
話をまとめますね。
現時点は、営業するかしないか、どちらが正解なのかは誰もわかりません。
感染リスクを抑えるという点だけを考えれば、営業しないが正解です。
ですがそれだったら、多くのサロンで雇用は守れなくなります。
何度も言うように、どちらの道を進もうとも、イバラの道が待っているのです。
オーナーとしてその覚悟を持っておかなければいけません。
決断力も重要!
また、やるかやらないかの決断は、絶対に早いほうがいいです。
周りのお店の状況を見てとか、そんな悠長なことはやめたほうがいい。
スタッフもお客様も、そんなお店は望んでいません。
戦国時代の決戦の時に大名が舵取りに迷っているようでは、戦士が先に死んでいって戦には勝てませんから。
即決即断でさっさと決めて、行動していかなければいけないのです。
今回は、自粛要請の中での営業をするかしないかの見解を述べてきました。
今こそオーナーとして決断する時です。ぜひご参考に。
次回のメルマガでは、「サロンの営業は継続するけど、このような厳しい状況の中でどうすれば新規契約が来るか?」について解説します。
それでは今日はここまで。
以上、予約のとれないサロン集客の専門家・宮野秀夫でした。
アデュー!(^^)!
※独り言
今月末までのわたくしのスケジュールが、ほとんど空白になりました。
ですからこの空き時間を使って、【将来への貯金】をしようと考えています。
【将来の貯金】とは、メルマガの原稿を作ったり、ブログを書いたりといったことです。
あなたも読書をしたりと、日頃ではできないそんな時間を増やしてみてはどうですか?