来年の売上が読める美容室になろう
2018年に入って、非常に多くの美容室のコンサルをさせてもらっています。
福岡をはじめ、愛知、三重、広島、兵庫など、現在全国で10店舗ほど携わっているでしょうか。
それらの美容室に一番最初にコンサルに伺う際に、オーナーさんに必ず聞くことがあります。それがこちら。
この際、多くの美容室オーナーさんは「わかりません」と答えられます。
そうですよね。来月の売上がいくらになるかさえ明確に見えていないのに、一年以上も先の「来年8月の売り上げがいくらになりますか?」と聞かれても回答のしようがないでしょう。
儲かっている美容室は、このようなことをやっています→美容室やエステサロンは、相手が弱いところで勝負をしましょう!
期待的希望値での売上計画は、売上見込みではない!
しかし、弊社が一年以上携わってきた美容室のオーナーさんに聞くと、この質問の回答は違ってきます。
したがって、これに新規客が10名来るとすれば、既存客との売上と合算すると合計180万円のくらいの売り上げになるのではと見込んでいます
このように、具体的な数字で回答されるのです。
数字が読めない経営は、ギャンブルと同じ
いろいろな美容室オーナーさんに、よくお伝えしていることの一つがこちら。
これを言うと、皆さん、ムッとしたり、自身の経営を振り返ってションボリされたりするんですけどね。でも、これは事実。ですから、厳しいようですが、現実を再認識してもらうためにもお伝えしています。
一年後、売上が増えるか減るかもわからないのに、今が忙しいからといって新たに人を採用する。
もし、予定通りに忙しくなればそれでも問題はないですが、そうではなく暇になった場合に人件費負担は重く経営にのしかかってきます。
取引先への支払いは少しなら待ってもらうこともできるかもしれませんが、給料など人件費は待ったなしです。スタッフは「毎月10日に給料が振り込まれて当たり前」と思っていますから。
給料の遅配が発生すれば、スタッフのやる気も落ち、結果的に退職や売上ダウンに繋がっていきますしね。
でも、大丈夫!あるシステムを入れると、一年後の売上が読めるように!!
ですから、弊社のコンサル先の美容室では、一年後の売上が読めるように、ある料金システムを入れてもらっています。
ある「料金システム」といっても、別にお金がかかるわけではなく、これまでのやり方を少しだけ変えるということです。
ちなみに、この料金システムを取り入れた広島の美容室は、弊社が携わってたったの2ヶ月で過去最高の売上となりました。
こちらの美容室もそのシステムを入れて、年間800万円以上も売上をグイッと伸ばした美容室の一つです→コンサル開始から30日で過去最高の売上205万円を達成! | 美容室「美空間 華」オーナー 日比野 諭さん
そして、先ほど申し上げた今携わっている10店舗の美容室うち、5店舗は既にそのシステムを導入しています。
ですから、このやり方を続けていけば、これらの5店舗の美容室は徐々に来年の売り上げが見えてくることになります。
そうなってはじめて、安定した美容室経営が出来るようになってきたと言えるでしょう。
ネイルやマツエクサロンも「目指せ!安定経営」
これはなにも、美容室だけに限った話ではありません。
弊社のコンサル先のネイルやマツエクサロンでも、同じようなシステムを導入し、少なくとも一か月先の売り上げはある程度読めるような形で経営を進めてきています。
儲かるお店と儲からないお店との違い
儲からないお店は、お客さんの都合で来店させます。いつ来店するかを決めるのは、お客さんなのです。
反対に、儲かっているお店は、お店側の都合でお客さんを来店させます。
そのため、美容室オーナーが自分の好きなようにおやすみを決めることができますし、お客さんの予約をいつ入れるかをコントロールすることもできます。
それが本来、あなたが本当にやりたかった【自由で縛られない経営スタイル】ではないですか?
行動を変えれば、結果は変わる
将来、あなたが望む結果を手に入れるには、今のやり方を変えるしかありません。
行動を変えるしか、結果は変わらないのです。
しかし、多くの人は現状を変えることを嫌がります。変化を嫌うのです。
ですが、この地球上で生き残ってきた者は、変化を恐れずに変わり続けてきたものだけです。
進化をしなければ、生き残れないのです。
結果を変えるために、どんな行動をしたらいいのか?
では、今日から変わろうと決意したあなたに、「何から行動したらいいか」をお伝えします。
皆さん、何かを変えようとした時に、何かを新しく始めようとします。
例えば、集客を強化するために、これまで書いたことのないブログを書き始めるというようなことです。
しかし、それは結果が出るまでに時間がかかります。
それよりも、「何かをやらない」ということを先に決めた方が結果が出るのが早いのです。
- テレビを見ることを止める
- 夜遅くまで起きていることを止める
- お酒を飲むことをやめる などなど
このように、何かをやらないということを、まず最初に決断してみてはいかがでしょうか?
ちなみに、わたくしも会社を創業した当時に、一つだけ絶対にやらないことを決めました。
それが会社の決算処理。弊社は2月決算なのですが、この決算処理の作業が非常にめんどくさい。
自分で決算処理をやれば、おそらくその作業に一か月近くかかるかもしれません。でも、その時間がもったいない。
そのため、弊社では会社設立以来、公認会計士に数十万円を払って決済処理を全てお願いしています。そうすると、その払ったお金で1か月分の自由な時間を獲得できたことになります。その時間を営業活動に費やした方が、よっぽど会社的には効率がイイのです。
つまり、わたくしは「決算処理には時間を使わない」という決断をしました。
何かを始めることももちろん大事ですが、何かをやらないという決断をすることも、それと同じくらい重要です。
ぜひ、あなたも「明日からもこれをやめる」という選択をしてみてくださいね。